パソボラサークル誕生! |
パソボラサークルは、独りの車椅子青年が言った一言から始まった。
パソコンのボランティアを始めようとして、まず家から一番近い障害者施設に直接行き、そこで、
「パソコンのボランティアをしたいのですが・・・」と言ったのですが、此処の施設は知的障害者だからパソコンは無理です。と言われ、
それより生活サポートとか体を使ったボランティアをして頂けないかと言われ、「ごめんなさい、それはちょっと・・・」と断りました。その後、
いろいろと探していたんだけどなかなかパソコンに特化したものは無く、何日か過ぎたある日、
地元秦野市版のタウンユースに秦野市役所で実施している市民向けのパソコン学習館のボランティアを募集した記事を見つけ、早速応募して、
ボランティアを始めたのです。
学習館に習いに来る人は、年齢層もバラバラで、中には92歳のおじいさんも習いに来ていました。
みんな一生懸命パソコンに向かう姿を見ているうちにだんだんと教える楽しみや人とのふれあいに心が和んでいくのが自分でも感じ捉れた。
自分が働いている職場でもボランティアで感じたことなどをいつも話していて、みんなも興味があるみたいで私の話を真剣に聞いていました。
それから1年くらい過ぎたある日、独りの車椅子青年がやってきたのです。初めはどうしたのぉ・・・とか、
いろいろな話をしていたのですが、その中で特に気になったのが、「パソコンを習いたいんだけど・・・!」と言ったことです。
その青年が言うには、パソコンを習うにもスクールは階段を上る2階が多くて、それに、
健常者と一緒だと習うスピードが違ったりするので受講しにくいとのことでした。私もそれからいろいろとスクールを覗いたり、
話を聞いてみたりしたけど、障害者の人向けにパソコンを教える人が居ない、習う環境も無いことが判った。
そこで、私は障害者にどうにかして教えることができないものかといろいろと考え、無いなら創ればいいんど思い、
職場のみんなに聞いてみたところ、8人がやってもいいよって言ってくれたので、それでは・・・と、
障害者向けのボランティア団体が発足したのです。
団体名は、パソコンを教えるボランティアサークルなので、省略して「パソボラサークル」と命名した。